本当の練習とは
本当の練習とは
ギター講師をしていると熱心な若い(僕より)生徒さんから「どうしたら上手になれますか?」と聞かれる事があります。
一番大切なのは実践を積む事ではなくて「練習」です。
なんだか「当たり前だろ!」な答えですが、ただの「練習」ではなくて「絶対に間違っていない反復練習」です。
この「絶対に間違っていない」という事が重要です。
「反復練習」というのは一連の動きを「筋肉に記憶させる」作業です。
記憶させた先には「無意識に筋肉を操作できる」という領域に到達します。
無意識に完成された動きをこなせる様になって初めて、音楽であれば即興フレーズ、スポーツであれば勝つために必要な考えであったりと、「創造的な思考」を生み出す事ができるようになります。
高いレベルに成長していくには必須の練習です。
この反復練習には危険もあります。
反復練習の成果は時間✖️練習の質になってきます。
練習の効率が悪いと成果が出ないのは勿論ですが、間違ったフォームで練習したりして「練習」そのものがマイナスになってしまう事もあります。
成果は時間との掛け算なのでこのままでは練習すればするほどに「間違った動き」を習得してそれを永遠のものにしてしまいます。
大変危険です。何十年とかけて筋肉に覚えさせてしまった方の中にはどうしても修正する事が出来ないこともありました…。
ただし反復練習は「正しく効率の良い方法をしっかりと時間をかけて練習する」事で「完成された動き」が「永遠のもの」になります。
その為には
しっかりと自分自身で練習内容を管理し続ける事(教える立場になった時にどんなジャンルの事でも管理し続けた経験が糧になりますよ!)
そして自分では正しいか判断できない事を「先生に判断してもらう」事が大切になります。
僕もたくさん見て判断してもらいました。同じ内容の事でも何人もの先生にみてもらいアドバイスを受け、練習を繰り返し習得を積み重ねてきました。
時には自分自身の判断を信用しすぎず、客観的な意見を取り入れ、修正を重ねる事が大切です。
「正しい練習方法」教えます。