sus2コードってなに?
sus2コードってなに⁇
この前、レッスン中に生徒さんから質問がありました。
「このコード譜sus2って書いてありますけど、sus4の間違いですよね?」
このsus2ってコード。sus4より見ることが少ないですが、間違いではないです。
構成音はCsus2の場合
ド レ ソ
の三音で構成されます。
Csus4ならド ファ ソ
の三音で構成されます。
ド ミ ソで構成される、「普通な」C majorのコードからそれぞれ
major3rd(ミ)の音を1音下げて9th(レ)に変えるとsus2、
半音上げて4th(ファ)に変えるとsus4に変化します。
どちらもコードの「色」に大きく関わる3rdの音を変えてしまうことにより面白い響きになります。
使い方
sus4コードはポップスなどでよく見かけます。[Csus4→C]のような使われかたが多いです。
一瞬、sus4がもつ浮遊感で浮き上がり、その後しっかり地面についたC majorのコードで着地するといった感じです。
硬いコード進行が少しお洒落な雰囲気になります。
他には独特の浮遊感を利用した使い方をしてる時もあり、使用法は無限大。面白いコードです。
sus2コードはあまりポップスでは見かけないコードです。明るいコード、暗いコード、どちらとも言えない性質を利用して面白いサウンドが得られます。最近の洋楽の譜面などを読むと見かけることがあります。
sus2のコードが使われてる時はその独特の雰囲気を出すために「3rdの音を鳴らさない」ようにと「作曲者が指定している」と思ってください。
この音をプログレバンドのドリームシアターが多用していると知った時は驚きでした。
ドリームシアター三枚目のアルバム[awake]
明るくもなく暗くもないコードによる独特なサウンドと変拍子の不思議な世界観。完成度の高いアルバムです。ドリームシアター最高傑作では?と思います。
ジャズやフュージョンといったジャンルがこの音を使うのは分かりますが、メタル、ロックなジャンルで…凄いです。
新しい音を開拓していく挑戦が音楽という文化を成長させていくのだと僕は感じました。