ト音記号のカタチ
ト音記号のカタチ
こんにちは!講師の黒田です。
皆さん一度は授業などで書いたことのあるト音記号について今日は書きます🎼
ト音記号を学校で習ったときに、既に母親から綺麗に描く方法を教えてもらっていたため、すぐにカッコよく描く事が出来て、とても嬉しかった思い出があります。
小学校低学年の生徒さんにも、僕のような体験をしてもらいたくて、レッスンでト音記号を描く練習も取り入れたりしています。
大人になって音楽理論を習ったときに、講師の方が謎の記号を書いていて驚いた事がありました。
なんだかト音記号っぽいけど、あまりくるくるしてないし…違う記号か?
と、新しい知識にワクワクしましたが、ただのト音記号の略記でした。
実は描き始めの部分があっていれば意味は通じるので、こんなカタチでもよかったりします。
ただ、やっぱり綺麗に書いてある方が個人的に好きですね。
数ある記号の中でも最も芸術的な記号だと思います。
音楽理論の話↓
ト音記号というのはなぜ書く必要があるのか?
このト音記号、楽譜を勉強する上で重要です。
そもそも5本の線が書かれた五線譜の時点では、線上、もしくは線と線の間に対して「音の名前が決まっていない状態」です。
下から3番目の線が「ド」とも言えてしまうわけです。
これでは誰でも読める譜面にはなりませんから、音部記号を用います。
ト音記号、ヘ音記号、あとはハ音記号な?てのもありますが、使い分けは楽器の音域、書きたいフレーズの音域で決まります。
ト音記号はハニホヘトの「ト」音、「ソ」の音を決定づける記号になります。
ズレて書いてしまったら違う意味になってしまいます…
しっかり描く練習です。
とりあえず始める箇所だけは適当にしない事が大切です。